我が家には、月一でJAF(日本自動車連盟)からJAF Mateという冊子が送られてきます。
私のお気に入り定期購読冊子です。
先月号でしたか、大阪高槻市にあるJT生命誌研究館館長の中村桂子さんのインタビューに釘付けでした。
彼女は、1936年東京生まれの理学博士。
元気ハツラツ素敵なお写真。
インタビュー記事一部ご紹介します。
科学者の彼女ですが、物事を考えるときに
「人間は生きもので、自然の一部です。その『生きものとしての感覚』から考えるのが私のやり方です。」
との事。
「生きることは、結果ではなくプロセス。効率の悪さや面倒なこと、嫌なこと、くだらないことも含めて、毎日の暮らしを大切にすることが生きることです。」
「生きものは、同じ遺伝子を持っていても、プロセスによって結果がまったく違う。それが生物の多様性で、すべての生きものは宇宙にたったひとつだけ。すばらしいことなのです。」
「少子高齢化の問題も数字だけからマイナスととらえるのではなく、一人ひとりが、もっと大らかに、自分がいちばん大切に思うことは何か、自分自身で考える。自然に親しみ、生きものとしての生き方を大切にすれば、幸せな国や社会が作れるのではないかと思います。」
私にとっては、貴重なお話でした。
ちなみに、今月号では養老孟司さんが
『幸せって何だろう』
という題について
「個人の運不運は仕方がない。戦場で隣の戦友に弾が当たる。自分には当たらない。でも逆もあり得る。お互い様、仕方がない。そう勝手に思っているから、幸不幸について、本気で考えたことがない。」
のだ、そうです。
偶然にも不運・不幸に直面したら、私も
「仕方がないなぁ~」
と思うようにします…。
JAF Mate、愛読中です。